鳴海‐Narumi‐【短編】
逆に俺にとっては、別になんて事はない。

確かにこんな物好きがいる事には驚きだが、全世界に向けて公開されても、困る事は何も無い。

どうせ、独り身だし、別に社会的な地位もないし。

しかし、谷はそうではないので、俺がなんて事は無い、みたいな顔をしていたら、きっと俺を疑うか、そうでなくても恨むかするだろうなと瞬時に考えた。

仕方ないので、俺も被害者ズラを全面に出す事にする。
< 8 / 46 >

この作品をシェア

pagetop