*逢風*
勉強も体育も駄目だった花音は、唯一好きでやっていたものがあった―
「得意とは言えませんが、日舞を少し―」
「凄いじゃない、日舞ねぇ―ちょっとでいいから舞いを見せてくれない?」
「私も見てみたいなぁ…」
「俺も、」
「えッ―…;」
「得意とは言えませんが、日舞を少し―」
「凄いじゃない、日舞ねぇ―ちょっとでいいから舞いを見せてくれない?」
「私も見てみたいなぁ…」
「俺も、」
「えッ―…;」