*逢風*

ボッ――と
庭を眺めていると

反対側の廊下を
歩いていたスラッと背のたかい
男は私を見付けると
手を振り走り寄って来た―。



この時は、まだ知らなかった―。


これが運命の出会いだったなんて―…。



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