*逢風*
「本当ですねぇ~。


椿の赤と砂の白が綺麗ですね…」






ぐぅ―


とっさにお腹を押さえたがやっぱり聞こえているだろう―。


(恥ずかしいっ―どんだけお腹すいてんだ~;)


恥ずかしさから顔を赤くすると



「はははっ―…
お腹空いてるんですね





―これ、どうですか?」


そういって差し出されたのは、
暖かな微笑みと
綺麗な布の上に広がる金平糖だった。


「いぃんですかっ?頂いても―…」



「はいっっ!


いっぱいあるからどーぞっ」




「じゃあ、頂きます!!



…のまえに…ッ
あのっ―お名前は?!」



なぜだか名前が聞きたくなり、聞いてみた。



すると、


「私ですか?!わたしは―


























新撰組一番隊隊長
沖田総司と申します―。」


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