大人の女と男の関係
とりあえずお風呂に湯を張って、再びベッドに戻り、記憶をたどった。




ふぐちりを食べながら日本酒を飲んで、いい気分で2軒目のバーに向かった。


そのときすでに私はかなり酔っていたように思う。


気分がハイになっていて、成哉の話に大げさにリアクションを返していた気がする。


そして、バーでカクテルを頼んだのは覚えてる。


その先は、うろ覚えだ。


とにかく無性に眠くて。


何度か成哉に起こされた気がする。


でもやっぱり眠くて。


肩を担がれてタクシーに乗せられ送ってもらった。


部屋に着き、成哉に鍵を出すように言われてバッグごと差し出した記憶がある。


成哉が鍵を開けてくれたんだと思う。

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