大人の女と男の関係
甘い時間を過ごした後、成哉に腕枕されて天井を見ながら言った。


「ごめんね」


「ん?なんで謝るの?」


「だって……忘年会……」


「ああ。俺も香菜さんに会いたかったし」


「……嬉しかった」


そう言うと、成哉はフッと笑った。


「二日連続で泊まっちゃったな」


「うん」


「なんか、若返った気分」


「なにそれ」


私は成哉のセリフにクスクス笑ってしまった。


すると、成哉は私の方に顔を向けてきた。
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