春夏秋冬 The Season Story

第六章 携帯

もう夏です。花火の季節です。さっきも朝ですけど、子供たちと花火を楽しんでいました。子供たちは泣いてしまいました。よほどうれしかったんですね。さて、デートまであと２時間の時間がある。よし、この幸せな気分を皆にも伝えてあげよう。そうだ、この幸せをメールで友達の皆に知らせよう。よーしまずは、いっちゃんだ。

メールの内容
「これからデートです。今日から大人です。アディオスアミーゴ、！（・＝・）！」

よし、次はオタッキー武田だ。

メールの内容
「今日からアダルティです。デートです。うらやましいか。
うらやましいだろ、アミーゴ！（’－）」

これでＯＫ。おっと返信が来た。

メールの内容
「失敗を祈る。/('-')　By泉」

なんてやろうだ、普通成功を祈るだろ。何て奴だ。とりあえず返信だ。

メールの内容
「僕の人生に失敗の二文字はない。ひがみかい。/(><)/」

おっとまた返信がきた。今度はオタッキー武田だ。

メール内容
「ゲームかい。まぁがんばって二次元の女の子を落としてくれたまえ。落とせなかったら、僕に聞きたまえ。僕が、いや清がすべての女の子を落としてあげよう。Byオタッキー」

いやいやいや、本当のデートだよ。なに言ってんだ、あのオタクが。しかもアイツ名前が清なんだな。初めて知った。これはきちんと返信しないと。

メール内容
「マジでデートですよ。リアルね。現実。今日デートです。女の子と」

これでよし、おっとまた返信が来たぞ。

メール内容
「君にこの言葉をささげよう。三国志By泉」
はぁ、意味わかんねーよ。こ、こいつは、おっとまたメールが来た。