イケナイ恋〜おにぃちゃんに寄せる想い〜(後編)
次の日。
今日、はっきりと言って…良ちゃんが分かってくれるといいんだけど。
そこへ、良ちゃんがゆっくりと歩いてきた。
中「ゴメン………。昨日は、ごめんね。ちょっと…話、聞いてくれないかな?僕にも僕なりに考えがあるから…」
良「うん…。俺も、よく考え直すべきだったし。」
中「ううん。良ちゃんは何も悪くなかったんだ。ただ、純粋すぎただけ。」
そういうと、良ちゃんは不思議そうに僕の顔を見た。
中「ちょっと、ついてきて。」
僕はそういいながら走りだした。
良「え…………。おぃっっ、待てよぉぉおお!!!!」
後ろから、良ちゃんの叫ぶ声が聞こえた。