イケナイ恋〜おにぃちゃんに寄せる想い〜(後編)
☆★夢の中★☆
あっ…。
良介…。
せなか…?
行かないで・・・
行かないでッ!!!!!
好きなのに…。
気持ち・・・伝えたら、行かない?
だったら…
ゆ「良介・・・スキ!」
でも、スタスタと遠のいていく、良介。
もっと…もっともっともっと…
言わないと!
ゆ「ねぇ、良介!好きだよ!!!絶対に…あきらめないからッ!!」
スタスタ…ピタッ。
振り返り、ニコッと笑う良介。
そこで、私の夢の中のクリアな映像は終わった…。
でも、この後…とんでもないことが待ち受けているのだった…。
夢から覚めても、私はしばらく目を閉じていた。
良介が横にいるのが分かる。
もしかして…さっきの…聞かれてたぁ!?
寝言言ってたかもぉぉぉぉ((汗
まずいよ、ソレーーー!!
私、告っちゃったぢゃん!
良「俺も…好きだよ。」
…えぇぇえぇッ!?
目を思いっきり開きそうになった。
でも、そんなことしたら、気まずいっていうことは分かるので、頑張って我慢した。
十分くらいして、良介は自分の部屋へと戻って行った。
その背中を見つめる私の姿は…まるで…さっきの夢の中の私のようだった。
告白しそうになった口を思わずおさえる。
今は、ダメ…。
まだ…この気持ちを伝えるわけには、いかないんだ…。
そっと、気持ちを胸にしまった。。。