田舎の王子様~照れ屋な俺様
「遠慮せんと上がり。オレの部屋まだ片付け終わってないから、リビングでえ~かな」


「もちろん!小玉くんの部屋なんか入ったら、襲われそうだし~」


犬でビビってたのなんかすっかり忘れ、いつの間にか強気な私に戻る。


「はは、大丈夫やで~。まだ未紗に好かれてないし、無理にはせぇへんわ」


「あはは~」


笑ったものの…多少ドキドキする。


ヒマだろうと思って遊びに来たけど、今だって小玉くんと二人きりだもんね。


何か起こらないとは、言いきれない。
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