田舎の王子様~照れ屋な俺様
私が言おうとする前に、小玉くんがクギをさした。


「何や都に弱味でも握られとんかぁ?あんま気遣っとると、早よダメんなるで」


小玉くんにそう言われ、コータの表情が固まる。それが何を意味するのかは…私にはまだ分からなかった。


少しずつ…


壊れていく


私たちの









破壊の足音は…


少しずつ


近付いていた



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