田舎の王子様~照れ屋な俺様
赤く火照る顔を押さえ、ちょっと俯いた。


「都なんか見てみぃ。可愛くなろ~と努力しとるやん。未紗は諦めが顔に出とる。


未紗はそのままでも十分えぇけど…でもな、多分意識して笑顔になるようしとったら、未紗はもっと、綺麗になれると思うわ」


「そんな事言ってくれたの小玉くんが初めてだよ。…嬉しいな」


「何や、素直やん。そんなんでいいならナンボでも言うたるよ」


小玉くんは目を細め、優しい顔して私を見つめていた。


秋風が肌に当たって冷たいのに…心だけはポカポカと暖かい気がした。


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