田舎の王子様~照れ屋な俺様
ぼんやりする私の視界に飛び込んでくる


最高の笑顔。






「今日都休みやし、一緒に飯行こーや」






私は…多分、




小玉くんが好きなんだ。





恥ずかしくて…。


好きなんだって自覚した途端、


目を合わせるのが辛くなる。


眩しい笑顔からとっさに視線を逸らすと、


小玉くんは面白がって私の机に片手を乗せ屈んで顔を覗き込んで来た。



「未紗ぁ?どしたん」
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