田舎の王子様~照れ屋な俺様
やっぱりみんなはここでも言いたい放題。


昼食会場や、限りある予算内でメニューを組んでくれたのは添乗員さんだったみたいで、


添乗員さんが終始申し訳なさそうにしていた。


入社2年目の添乗員さんで、君たちと同じ2年生だよ!って言って、スベっていた…。


でも明るくて楽しい人だから、いつの間にかみんなの人気者に。


こういうお仕事って色んな所に行けるし、いいな…って、ちょっと思った。


移動のバスの中でも、じーっと彼を見ていたせいか、


小玉くんは不満そうに口を尖らせる。
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