田舎の王子様~照れ屋な俺様
「そんな簡単に決めてえーの?」
「うん。だって…本当は小玉くんが来る前から…ずっと遠くの大学受験したかったから。
別に関東に拘る必要ないし…小玉くんが一緒なら関西でもいいかな」
「うわ~マジで?めっさ嬉しいわ。あかん、またキューッしたなってきたわ」
小玉くんは嬉しそうに、目を細め、握った手を何度となく強く握りしめた。
その度に、私の胸がキュッとなった。
実際…
現実はそんな甘くなく
確実に関西の大学に受かるなら、レベルを落とした学校もいくつか受験しないといけないし、お金もたくさんかかる。
そして…小玉くんが関西にある本命の大学に、受かる保証もなかったんだよね。
「うん。だって…本当は小玉くんが来る前から…ずっと遠くの大学受験したかったから。
別に関東に拘る必要ないし…小玉くんが一緒なら関西でもいいかな」
「うわ~マジで?めっさ嬉しいわ。あかん、またキューッしたなってきたわ」
小玉くんは嬉しそうに、目を細め、握った手を何度となく強く握りしめた。
その度に、私の胸がキュッとなった。
実際…
現実はそんな甘くなく
確実に関西の大学に受かるなら、レベルを落とした学校もいくつか受験しないといけないし、お金もたくさんかかる。
そして…小玉くんが関西にある本命の大学に、受かる保証もなかったんだよね。