田舎の王子様~照れ屋な俺様
かすれて苦しそうに呟く声が…痛かった。
だけど…、コータの気持ちには応えられないし…
どうしよう…。
迷いつつも、体は振りほどけない。
「…もぉ~。体調悪いからって甘えないでよね?私がいなくても…コータは大丈夫なんでしょ?」
「…そんなさ、どっか行くとか思ってなかったし。オレ…何か最近色んな事あり過ぎて、頭グチャグチャ…。わけわかんねーや」
「コータは…私がいなくても大丈夫だよ」
コータの体を押し返すと、思ったより簡単に腕は外れ…代わりに、ため息が落ちてくる。
だけど…、コータの気持ちには応えられないし…
どうしよう…。
迷いつつも、体は振りほどけない。
「…もぉ~。体調悪いからって甘えないでよね?私がいなくても…コータは大丈夫なんでしょ?」
「…そんなさ、どっか行くとか思ってなかったし。オレ…何か最近色んな事あり過ぎて、頭グチャグチャ…。わけわかんねーや」
「コータは…私がいなくても大丈夫だよ」
コータの体を押し返すと、思ったより簡単に腕は外れ…代わりに、ため息が落ちてくる。