田舎の王子様~照れ屋な俺様
えーっ…。


そんなの…


小玉くんに決まってるよ。


じゃあ…


小玉くんは


私のために…?


いつの間にか…小玉くんの視線は、扉の近くにいる私に注がれていた。


ドキドキし過ぎて、顔に血がのぼる。


小玉くんたちは、愛する人のために捧げるようなバラードを歌った。


言葉の一つ一つが…胸に染み入る。


これが…


私の好きな人。


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