田舎の王子様~照れ屋な俺様
小玉くんはそおっと腕を緩めた。


ちょっと…残念。


まさか…


自分がこんな風になるなんて思わなかった。


小玉くんと出会うまでは、


恋も知らなくて、生活に飽き飽きして、毎回つまんなくて…。


でも…。


小玉くんと出会って、変わった。


代わり映えしないのは周りじゃなくて、自分だったんだ。


面白くない…ばっかりで、新しい事に目を向けたり前向きに過ごしてなかったもん。


小玉くんと一緒にいると、あぜ道も、普通の公園も、学校も…


何もかもが素敵に見える。


小玉くんこそ…


私から


離れて行かないでね。













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