田舎の王子様~照れ屋な俺様
あは、小玉くんも私に負けないぐらい照れヤだよね。


顔、ほんのり赤いし。


「うん、また自転車の後ろに乗せてよ。色んなトコ行こうね」


「おー、どこでも連れてったるで」


小玉くんは私の頭をポンと叩く。


「明日の朝早いし、ほんまにそろそろ部屋戻ろっか」


「うん。…迎えに来てくれて、ありがとう」


「あたりまえやん。オレの彼女やねんから、他の男の部屋おるとか嫌やし。…未紗の意志で行ったんやなくて良かったわ」


小玉くん、苦笑いしてる。


…心配かけてごめんね。


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