田舎の王子様~照れ屋な俺様
朝一番。そんな私の耳にニュースが届く。
「未っ紗ぁ~。未紗、未紗、未紗ぁ!」
私が学校に到着してすぐ、友達の都(ミヤコ)が駆け寄ってくる。
「おっ、都おっはよ。髪、ハネてるよ」
都の短い髪は、いつもどっかがハネてる。
肩ぐらいの長さの時が、一番難しいんだよね…。
今度こそ伸ばす!って言いながら、いつも途中で断念して短くする…を、都は年中繰り返していた。だから万年おかっぱ。
「本当に!?家出る時、時間かけて来たのに~…あっ、それより。さっき職員室で聞いちゃった!!」
「何を?」
「うちの学年に、転校生が来るらしい!!」
都の言葉に、クラスメートの視線が集まる。
転校生?!こんなド田舎に?
何を好き好んでわざわざ…。
「未っ紗ぁ~。未紗、未紗、未紗ぁ!」
私が学校に到着してすぐ、友達の都(ミヤコ)が駆け寄ってくる。
「おっ、都おっはよ。髪、ハネてるよ」
都の短い髪は、いつもどっかがハネてる。
肩ぐらいの長さの時が、一番難しいんだよね…。
今度こそ伸ばす!って言いながら、いつも途中で断念して短くする…を、都は年中繰り返していた。だから万年おかっぱ。
「本当に!?家出る時、時間かけて来たのに~…あっ、それより。さっき職員室で聞いちゃった!!」
「何を?」
「うちの学年に、転校生が来るらしい!!」
都の言葉に、クラスメートの視線が集まる。
転校生?!こんなド田舎に?
何を好き好んでわざわざ…。