田舎の王子様~照れ屋な俺様
ひゃあっ…。違う意味で、熱…出るからっ!


コツンと小玉くんの額が私の額にあたる。


「ははっ。嘘やで。熱なんかないやろー。近づく口実じゃ~」


って言って、小玉くんは笑った。


「ひ…ひどいっ。そーなんだ!?」


「ははっ。未紗、いつも照れて手とかあんま繋いでくれへんやん。


オレはもーちょっと、そばに寄りたいんやけど…な」


ドキッ


う…。心臓が…ヤバい。



< 483 / 671 >

この作品をシェア

pagetop