田舎の王子様~照れ屋な俺様
ズキュン!


と…


不覚にも、


いつもと違う、その微笑みに射抜かれてしまう。


小玉くん…何なの~!?


「未紗、こっちおいで」


心臓がバクバクしてくる。


おいでって…


もう、かなり近いし。


クイッと手を引っ張られ、小玉くんの前に腕をついてしゃがみこむ。


小玉くんはそのまま仰向けになると、私の手をとってニコリと笑った。


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