田舎の王子様~照れ屋な俺様
「うん。前は、悩む前にスパッと決めて行動してたのに、小玉くんと付き合ってからは何するにも割と悩むよね」


そおかな。…進路の事もモヤモヤしてたし、外に出さないだけで、意外と悩んでたんだけどな。


「分かった。うん。じゃあ、聞いてみる」


思い切って聞いてみよう。多分…普通の友達だよね?


小玉くんに近づき、手招きする。


「ん、オレか?」


小玉くんは私に気付いて目を丸くする。


ニヤニヤしながら歩いてくると、いきなり肩を組まれた。


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