田舎の王子様~照れ屋な俺様
「そう…なんだ。いい事言うね。小玉くんが言ってるとは思えないよ」


「…相変わらず、言う事きっついなぁ。


…でもやっぱ好きやな、そ~いう所」


ストレートに言うのは、自分も一緒じゃない。


それに、好き…って言われると。やっぱり嬉しいな。


「よし、決めた」


小玉くんは決心したような顔で、頷いた。


「…何を?」


「来月修学旅行やろ?それまでに、未紗を絶対にオトす」


彼は自信満々に、そう言い放った。
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