田舎の王子様~照れ屋な俺様
ガッシャーン


自然と空を仰ぐ形になり、空が目の前に広がる。


私たちは見事に、ひっくり返った…。


というか、正確に言うと私は自転車の上に…。


小玉くんの足は、自転車の下敷きになっていた。


慌てて自転車の上から飛び退く。


「ご…ごめん!大丈夫?」


地面に寝転がったまま、足を挟まれた小玉くんは顔をしかめ黙っている。


「大丈夫…?本当にごめんね」
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