田舎の王子様~照れ屋な俺様
「何なの~!?相変わらず失礼~っ」


「未紗が血迷ってしょーもない男と結婚したら、オレはすげー素敵な嫁さん貰って、未紗ん所で新婚旅行手配してもらって見せつけてやるからなぁ~。


ま、どうせ会社でも女扱いされてねーんだろ?新人の男子社員にボスとか呼ばれてねぇか?」


う…、何でそれを。


「言われてないしっ」






コータと私はその後、


さっきのプロポーズが嘘だったかのように、その夜、はしゃいでいた。


二人で…懐かしい夜を過ごした。





そう…、まだ恋も知らなかった


あの小さい子供の頃のように…。



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