恋愛物語。
「何すんのよ!?」
俺は塚本達をきつく睨んだ。
「テメェら...許さねえ」
鋭い目付きで歩み寄る。
そして塚本の胸ぐらを掴んで言った。
「こんなことして楽しいか!?」
周りの視線が集まり、何人かの生徒が止めに入るが、俺は退かなかった。
「人を傷つけて楽しいかよ!?」
「圭吾、止めろ!」
「成宮くん...!」
周りの説得でどうにか落ち着きを取り戻した俺は、静かに叫んだ。
「今度やったら...女でも許さねぇ!」
そしてテツと同じように、今度は塚本達の側にあった椅子を蹴り飛ばして教室を出た。