弥生ﾜｰﾙﾄﾞ1★運命の人探してます

｢石川さんが見たら幻滅しますよ？｣


石川さん…幻滅しちゃうの？


私…嫌われちゃうの？


私達、今だにただの知り合いみたいな付き合いだし…


もう、ダメなのかも…


｢……………ック…｣


｢え？杉本さん？｣


｢ふぇ〜ん…岩本のバカァ…｣


私は石川さんを思い出して、気がついたら泣いていた


酔っ払いの私は周りの視線なんて気にもならなくて、ひたすら石川さんと岩本の名前を呼ぶ


｢石川さんも石川さんだよ！いっつも仕事ばっかで…岩本だってもう少ししっかりしたらいいのに！｣


｢はいはい…そうですね｣


歩きながら愚痴を言う私


頷きながら私の腕を放さない岩本