俺様王子☆年下カレシ3
全く悪びれる風もなく、沢渡くんはニコニコ笑ってる。


「…何回か一緒にバイトしたけど、あの人いつもさっさと帰っちゃうし私は連絡先知らないよ?」


「そーなん?オレ聞いてないのに、アッチから教えてくれた。今度二人で食事行こ、だってさ」


「マジでぇ~?同じ大学にカレシいるって言ってたのに…。そういう人だったんだ…」


「何?そういう人って…。いーじゃん別に。カレシが知らなきゃいいんじゃねぇの?」


うっ…嘘っ!


沢渡くんの口からそんな言葉が出てくるなんて。


信じられず、まじまじと顔を見てしまう。


ナホちゃんが…さっき言ってた…。
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