俺様王子☆年下カレシ3
沢渡くんの風貌に見とれてる間に、言われた一言でハッと我に返る。


そうだった!昨日この先で、私あっちだから~って嘘ついて違う道通って帰ったんだった。


「えっ?あっ、えーっと。今日ちょっと用事があって…寄り道ぃ…」


「…朝から?」


沢渡くん、私が避けた事に気付いたのか、ニンマリ笑ってる。


「うん…そう」


「そーなんだ?浜中さんは朝から忙しかったんだ」


ニヤニヤしてるし…やっぱバレてる。


でも沢渡くんはそれ以上その話題には突っ込んでこなかったんだ。


助かった…。
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