俺様王子☆年下カレシ3
やっぱり、一歩だ。


私が携帯を鳴らすと、慌ててポケットに手をやってる。


テーブルの下でそれを確認すると…、


『もしもし?』


うわ…、電話に出たよ。


女の子と一緒だし、てっきり出ないかと思った。


『一歩…今、どうしてる?』


静かなこっち側と違い、携帯の向こうからは、ザワザワする音が聞こえる。


『今…ちょっと学校の友達と一緒。ゴメン、後でかけ直すわ』


学校の友達…。


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