俺様王子☆年下カレシ3
「鈴!な~にやってんだよ。こんな所でさぁ。…プラプラしてたら襲われちゃうよ?」


って言って、私の目の前まで駆けてくる。


「一歩ぉ…」


何か突然涙腺が緩んで、駆け寄って来た一歩に抱きついてしまった。


「どーしたん?鈴がそんな風になるって珍し~。明日は落雷かぁ?」


一歩は私の顔が見えるように、そっと、顔を横にむかせる。


「さっきこの近くの店にいてさ、ホントはもう帰るつもりだったんだけど、何か無性に会いたくなった」


え…っと。


じゃあ、あの子は?


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