俺様王子☆年下カレシ3
「ごめん…止まんねぇ」


一歩は、一瞬私から身を起こすと、私の上着をそっと脱がし始めた。


「え…、まだ…早くない?」


「早いって何だよ。今から一回戦」


う…嘘だぁ。


一歩は私の瞳を、甘い顔で魅了する。


「鈴…」


一歩の甘い声で囁かれると、思考が止まる。


ダメって分かってても…受け入れる自分がいて。


思考が止まったハズなのに、ふと…思った。


「一歩…、アレ持ってるよね?」


アレって…あれ。

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