俺様王子☆年下カレシ3
「どした?鈴、暗いんだけど」


「ごめん…。覚えてなくて」


「いーって、気にすんなよ。ま、エッチ記念日は鈴がグズグズしてっから延びたけど?」


一歩は面白そうにシシッと笑う。


「ば…ばかーっ!そんな日、余計覚えてないよ」


うわ…恥ずかしい。あの日のコト、思い出しちゃったよ。


「実はさ、本当のコト言うと、オレも正確な日までは覚えてたワケじゃねぇんだよな。


玉田が覚えてて~。アイツそ~いうサプライズ、大スキだから」


そ…うなんだ。一年前のあの日、玉ちゃんもうち来てたもんね。

< 258 / 357 >

この作品をシェア

pagetop