俺様王子☆年下カレシ3
オレは、姉ちゃんの肩に自分の腕を絡めた。


「カワイイ弟じゃん。いつも姉ちゃんの言いなりだし?」


「言いなりって…聞こえ悪いよ」


眉を下げ、見上げる顔を見ると、つい抱きしめたくなる。


「そこの姉弟!見せつけないでよね。ただでさえ似てないんだから、こっから見たらマキのカレみたい」


ナホちゃんは、姉ちゃんの顔を見て笑い飛ばすけど…


その言葉に、姉ちゃんは微妙に身を震わせた事に…オレは気付いていた。

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