俺様王子☆年下カレシ3
「別に…。ちげーよ」


「ナホから聞いた。航があいつに手を出したのは私の話が出たからだって。


…航は、もうちょっと、自分を大切にしなよ。何か年を追うごとに…投げやりになってるよーに見えるよ?」


「…別に」


顔を背けると、姉ちゃんの両手でギュッと顔を掴まれる。


「痛ぇっ!そこ切れてんだから、ひっぱんなよ」


殴られて切れた口元がヒリヒリする。


「航…、何か悩んでる事でもある?あるんだったらお姉ちゃんに話しなよ。できるだけ、私も協力するし…」


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