俺様王子☆年下カレシ3
もう…ダメかも。


息が荒くなるのを恥ずかしいとも思わなくなってくる…。


その時、階段を上がる音がミシミシと聞こえてきた。


その音で…一気に我に返った!


「い…一歩、止めよう。ね?お願いだから…」


「ムリで~す。嫌がってると余計触りたくなる。鈴かわいすぎ」


一歩は胸元にまたキスを落とすと、私の手を床に押さえつけて身動きを取れないようにした。


「……っ」


声が出そうになるのを必死に押さえる。


心臓が…壊れそうなほど、高鳴っていた。
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