俺様王子☆年下カレシ3
「な~んてっ。これオレの口癖。顔カワイイからよくナメられんだよね。本当は見た目通り、ニコニコおっとり、可もなく不可もなく?」


沢渡くんはまたニコニコいつもの笑みに戻る。


こういう事も言ったりするんだぁ、沢渡くんって。それがちょっと意外だったな。


「ね、今日ダメかな?友達も絶対喜ぶと思うし」


家に帰っても一人だし、新しい友達を紹介してもらえるっていう誘惑に…負けてしまった。


可もなく不可もなくって言ってたけど…沢渡くんには人を惹きつける何かがあるんだ。


幸せオーラ?


あのニコニコした笑顔を見てると、本当に癒やされる。


これは恋愛感情じゃないから…行ってもいいよね、一歩?


ないと思うけど、もし…沢渡くんが私に好意持ってるんだとしたら、ちゃんと断る勇気はあるし。


うん、大丈夫。


自分自信を納得させるように、何度も『いいよね』『大丈夫』を繰り返していた…。





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