俺様王子☆年下カレシ3

切なさ8

…ある晴れた日の
デート中…


「一歩~、お待たせ。ごめんねちょっと遅れた」


時計は待ち合わせの時間を10分過ぎていた。


途中でメール入れたのに、一歩からの返事はなし。


やっぱりまだあの帰りの事、根に持ってるんだ?


何でもないって言ってるのに…。


一歩、ホント嫉妬深いよね。ないけど…もし私が浮気したら、どうなるのかと思うと恐ろしい。


「遅~い。オレ待たせて何ヘラヘラしてんの?」


駅の改札前のベンチに座ってた一歩が、ダルそうに私を見上げる。
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