俺様王子☆年下カレシ3
うわ…やっぱ怒ってる。


「ごめんね。今日一歩の行きたい所に行くから、そんな怒らないでよ。ね?」


「…マジで?じゃ今からラブホ行こっか」


ら…らぶっ!


「真っ昼間から何言ってんのよ~!ちょっ…ちょっと」


周りを見ると、キレイな一歩の顔から発される、晴れたお昼に似合わない単語に思わず振り返る通行人の姿。


「鈴、ここ座って」


一歩は笑みを浮かべると私の手を軽くひいて、私を隣に座らせた。


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