二度目の初恋

最寄駅に着いて家までバイクで送って貰った。

「今日は本当にありがとう。
とてもステキな一日になったよ」

思ったまま、お礼を言った。

「お礼を言うのは俺の方。
深紅と本当の恋人になれた気がする」

そう言いながらヨシュの腕が私へと伸びる。
抱きしめられて軽いキス。

ヨシュは本当にキスが上手だ。
私はとろとろに溶けてしまいそうになる。

軽いキスを何度か繰り返すうち
段々と長いキスになっていく。
経験のない私はどこで息継ぎすればいいのか分からなくて混乱する。

息が苦しくなって
ふと軽く口を開いた瞬間に
生温かい何かが私の口へ侵入した。

長いキスは深いキスへと変わり…
私はヨシュを受け入れるのに必死だった。