二度目の初恋
ようやく お昼休みになった。
やっと食事にありつける~♪
なにせ慌ててたから朝ごはんを食べてなかったんだもん。


「深紅ちゃん、一緒に食べよ?」
前に座ってる麻由ちゃんが声をかけてくれた。
マジ嬉しい。


麻由ちゃんが椅子を後ろに向けて
お弁当を広げようとした時、お隣りの眠り王子が起きた。
ふら~っと立ち上がると教室から出て行く。



「ねぇねぇ麻由ちゃん、あの人、ずっと寝てたね~」
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