二度目の初恋
「ちょっと お茶でもしない?」

特に予定もないし、いいよね?

でも…
校門を過ぎてからも
女子たちの視線が痛いんですけど。

ヘルメットを渡されて
美也サマの後ろに座る。

「しっかり掴まってろよ?」

「は~い」

美也サマの背中は
見た目よりも広くて
がっしりしてて
明らかに
『男の人』を感じさせるものだった。





< 57 / 178 >

この作品をシェア

pagetop