二度目の初恋
麗子さんが近くまで来たから、と充琉は迎えに出かけた。

麻由も麗子さんとは喋った事がないみたいで少し緊張してた。

ほどなく、麗子さんがやって来た。

胸まで伸びたストレートの黒髪がとても綺麗な女の子。
美少女って言葉がぴったりくる感じ。

充琉の好きな女の子って
こんな清楚な感じなんだ。

「姉ちゃんと全然違うタイプ。
やっぱ充琉さん、理想高いわ~」

翼の一言にかなり凹んだけど
顔には出さないように努力した。

『守ってあげたい』
麗子さんを見たら
大抵の男の子はそう思うだろう。

名は体を表す。
麗子さんは名前通りの女の子だった。

< 81 / 178 >

この作品をシェア

pagetop