そして秘密の時間(とき)を共に
お兄ちゃん、何処に行ったんだろう?

そう思っていると、お風呂場の方から音がした。

なんだ、朝風呂入ってるんだ。

納得して、私もコーヒーを飲もうと準備を始めた時。



ピンポーン

呼び鈴が鳴った。



誰も出る人が居ないので、私は玄関に向かった。

「はい、どちら様ですか?」

ドア越しに確認すると。

「あっ、美雪? おはよう。隆志だけど」



えっ? 隆志先輩?

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