ことばにできない
だから、店長にプロポーズされたときには、信じられなかった。

だってその前の晩も、店長はエミちゃんとどこかへ行ったのだ。

しかも帰りは、エミちゃんのお兄さんに運転を代わってもらっていた。
店長はかなり酔っぱらっていた。



店長は私と結婚することに決めて、酔ってエミちゃんを諦めようとしたんだ…



そう決めつけた私は、思い切ってエミちゃんを訪ねた。

私はひたすらエミちゃんを問い詰めた。

いろいろな質問をしたけれど、確かめたかったのはただ一つ。








〝本当はエミちゃんと照哉さんの仲はどうなの?〟









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