ことばにできない
私の、本当の気持ちは、どこにあるのだろう。
誰よりも信頼できて、
誰よりも私を愛してくれている、
照哉さん。
この人ナシでは、私は生きていけない。
どんなことがあっても、私はこの人と一緒にいたい。
そして、どんなことがあっても、この人は私を守ってくれるって、
これはもう、信じるっていうより、
疑う余地がない、私にとっては絶対のこと。
それなのに私は、こんなことをしてしまう…
私は夫のことを、心の底では警戒しているのだろうか。
このままでは早晩、夫から嫌われてしまう…
せっかく手に入れた温かい家族を、失ってしまう…