遠距離、恋愛。-二人の距離-
なんだかなぁ。
乗っているのが新幹線じゃなかったら、乗り続けて次の駅で降りるのに。
でも、このまま降りないわけにもいかないのでさらに話しかけてくるサラリーマンの背中を見ながらとりあえず新幹線からホームに降り立った。
ホームに降りてから改札まで、走って逃げようかとも思ったけど人ごみがすごくて走ることもできず。
私もなんだか話に付き合って精神的に疲れてしまい、変な事をされたわけでもないので改札まで一緒に行くことになってしまった。
もし何かされたら大きな声を出そう。
これだけたくさんの人がいるんだから、よほど大丈夫なはず。
ドキドキしながら改札までやっとたどり着くと、改札の前で私を探してきょろきょろしているコウタを発見!!!
「コウタ!」
思わず大きな声でコウタを呼んでしまったけど、この際恥ずかしさよりも早くこのサラリーマンから逃げたい気持ちの方が勝っていた。
改札を通ってコウタの前へ行くと、にっこり笑うコウタと目が合ってなんだかほっとした。
それからコウタの視線は私の後ろに立っていたサラリーマンに移って。
「・・・大野さん?」
え、大野さん?
乗っているのが新幹線じゃなかったら、乗り続けて次の駅で降りるのに。
でも、このまま降りないわけにもいかないのでさらに話しかけてくるサラリーマンの背中を見ながらとりあえず新幹線からホームに降り立った。
ホームに降りてから改札まで、走って逃げようかとも思ったけど人ごみがすごくて走ることもできず。
私もなんだか話に付き合って精神的に疲れてしまい、変な事をされたわけでもないので改札まで一緒に行くことになってしまった。
もし何かされたら大きな声を出そう。
これだけたくさんの人がいるんだから、よほど大丈夫なはず。
ドキドキしながら改札までやっとたどり着くと、改札の前で私を探してきょろきょろしているコウタを発見!!!
「コウタ!」
思わず大きな声でコウタを呼んでしまったけど、この際恥ずかしさよりも早くこのサラリーマンから逃げたい気持ちの方が勝っていた。
改札を通ってコウタの前へ行くと、にっこり笑うコウタと目が合ってなんだかほっとした。
それからコウタの視線は私の後ろに立っていたサラリーマンに移って。
「・・・大野さん?」
え、大野さん?