遠距離、恋愛。-二人の距離-
「え、付き合ってないの!?」
横でうれしそうに聞いていたマユさんが、驚いてコウタの顔を見ている。
そりゃーねぇ。手をつないで歩いているのを見たら、普通に付き合っていると思うよね。
私だって、まさか自分の気持ちを伝えたりする前に手をつなぐなんて想像もしてませんでしたから。
「コウタ?」
大野さんの言葉が本当だとしたら、私は嬉しいんだけど?
自分の髪をぐちゃぐちゃっとしながら顔を赤くしているコウタが、体を私の方に向き直してじっと私の目を見つめてくる。
その顔は、まるで茹でタコ。
ちょっと可笑しいけど、私だって変わらないくらい赤くなっているはず。
真剣な眼差しを反らすことなんてできなくて。
「トモ、俺と付き合ってくれる?」
お酒を飲んでいるわけでもないのに。
赤い顔をして私に告白しているコウタは。
やっぱり、オフ会で見たことあるどのコウタとも違う、私が初めて見るコウタで。
横でうれしそうに聞いていたマユさんが、驚いてコウタの顔を見ている。
そりゃーねぇ。手をつないで歩いているのを見たら、普通に付き合っていると思うよね。
私だって、まさか自分の気持ちを伝えたりする前に手をつなぐなんて想像もしてませんでしたから。
「コウタ?」
大野さんの言葉が本当だとしたら、私は嬉しいんだけど?
自分の髪をぐちゃぐちゃっとしながら顔を赤くしているコウタが、体を私の方に向き直してじっと私の目を見つめてくる。
その顔は、まるで茹でタコ。
ちょっと可笑しいけど、私だって変わらないくらい赤くなっているはず。
真剣な眼差しを反らすことなんてできなくて。
「トモ、俺と付き合ってくれる?」
お酒を飲んでいるわけでもないのに。
赤い顔をして私に告白しているコウタは。
やっぱり、オフ会で見たことあるどのコウタとも違う、私が初めて見るコウタで。