遠距離、恋愛。-二人の距離-
お店を出てから、コンビニへ寄り、つまみなどを買い込んでコウタの家へ。

扉を開けてくれたコウタに促されて先に玄関へ上がると、後ろから突然コウタに抱きしめられて。


「ひゃあ」


突然のことに変な声が出てしまった。


「こ、コウタ!?」

「トモ、お風呂入ろう、お風呂」


そのままお風呂場まで連れていかれ、お風呂のスイッチを入れる。

でも、すぐに入れるようになるわけでもなくて。

買ってきたものを冷蔵庫に入れたりしてお風呂にお湯が溜まるのを待ってから、一緒に入ることに。


「あのー、コウタさん?」

「なんでしょう?トモさん」


ごく当たり前のように私のシャツに手をかけているコウタがなんだか怖くて、自然と後ずさりしてしまう。


「・・・自分で、脱ぐよ?」

「だめ、俺が脱がすの」
< 36 / 127 >

この作品をシェア

pagetop